魔公子の日記

同人サークルRED RIBBON REVENGERのサークル情報他、台湾、香港、韓国、中国、ヨーロッパなどの旅行日記、日々の戯言などw

豊かな国

先週のサンデーは…
(以下ネタバレありです)


ハヤテのごとく!」は…


「お気になさらずだニャン」
     ・
     ・
     ・
     ・ 
     ・
マリアさんが壊れたーーー!!!


いや可愛いのですが、何か色々違和感が…。
ハヤテくんのジト目には耐えられなかったようで可哀相に…。
しかし、あのマリアさんにこんな格好をさせるとは恐るべし13号の話術!
…ん? でも前にクラウスもマリアさんとサキさんに変な格好を…
最後は色々着せ替えされてるみたいだし
マリアさん、なにげにこういうの気に入ってたり?


そして咲夜の料理の腕前も恐るべし!
ややや、最近大人っぽく見えていた昨夜が、さらにアダルティに見えますよ!?
胸もどんどん大きくなっているような…

13号はてっきりハヤテに代わって執事の立場を乗っ取るつもりなのかと思っていたのですが
なんかすごくイイ奴ですよ!?
エイトと同じ製作者が作ったとは思えないのですが…



そして「ハルノクニ」は…
ハルの言葉には心打たれました。
ハルが唱える本当に豊かな国、榊も反論できなかったのはどこかで認めざるを得ない部分を見てしまったからなのか?
しかしハルの言葉は一歩間違えれば、怠けたい人間にとって都合の良い
危険な甘い言葉でもあります。


資本主義というのは競争社会の極端な縮図です。
他人を蹴落とし、踏みにじり、他人の富を自分の富とする事こそが資本主義にとっての『正義』です。
資本主義に富の共有などという言葉はありません。
そうして日本やアメリカは、心の豊かさと引き換えに物質的な豊かさを得ました。
一方で競争社会を捨てた社会主義国ソ連は、怠惰と荒廃の末に地図上から消え去りました。
残ったロシアも治安も維持できない三等国に成り下がり
原油高の影響と援助で辛うじて首が繋がっている状況です。


ならばニ等国でいいじゃないか。そこそこの経済で心の豊かさを追求すればいいじゃないか
と思われる方もいるでしょう。


しかし今世界に存在している二等国は、一等国を目指したものの
力及ばず二等国に甘んじている国々です。
そのニ等国の地位ですら、少しでも努力を怠ればたちまち三等国に成り下がってしまいます。
資本主義であれ社会主義であれ、世界が熾烈で非情な競争社会であることに違いは有りません。
核や武器と同じで、みんなが一斉に捨てることが出来るならば、あるいはそれも可能でしょうが
ハルの言うように人間の欲望に際限は有りません。
決して満たされないと分かりつつも、それでも上を目指さねば落ちぶれていくのが現実です。
明日食べる物も無く、飢餓や内戦で常に死と隣合せの三等国に成り下がっても
心の豊かさを追求できるでしょうか?


次回は最終回とのこと。素晴らしい作品なのに連載終了が悔やまれます。
最後に国民が選ぶのはどちらの理想なのか?
ハルの言葉の本当の意味を理解して、その理想を選ぶならば良し。
しかし努力する事への嫌気や、迫る危機から目を背ける為にハルの言葉に甘んじるならば…
やがて榊の理想が正しかったと認めざるを得なくなってしまう日が来るのかもしれません。