先日の続きで仙台イベント後に立ち寄った青葉神社の英霊顕彰館。
「三笠」「イー19」「飛龍」「利根」「雪風」ときて
お次は…
軽巡洋艦「矢矧」
これだけ館の外の廊下においてありました。何故?
ネームプレートが無かったのですが、多分矢矧。
大和特攻時の護衛艦の中で唯一の巡洋艦です。
米艦載機の攻撃で沈みましたが、バランスの取れた高性能軽巡でした。
そしていよいよ大和キター!!
説明するまでも無い日本海軍最大の、そして世界最大の戦艦です。
この猛々しさを感じさせる船体に、見事な均整の取れた艦橋!
そして前部に2基、後部に1基にバランスよく配置された46cm3連装砲塔!!
嗚呼、なんて美しい…
艦橋基部の12.7cm高角砲や25mm機銃も見事に再現されています。
でもこんなにハリネズミのように配備しても
全然命中しなかったんだよなぁ…
大和の説明文。
特攻作戦時、実は往復の燃料を積載していたとか
よく調べているなーと。
なんとあのビルマの竪琴じゃないですか!!
まさか本物を目の当たりにする日が来るとは…。
ちょっと青葉城跡を見るつもりだったのに
とっても良いものをいっぱい見させて頂きました。
館の外の神社の脇には、大和特攻時の有賀幸作艦長の遺書が。
館内にも他の方々の遺書が何通か展示されていました。
内容は様々でしたが、家族への感謝とともに
「死にゆく自分の事は想わなくていい。国を想え」
とあったのが印象的です。
当時の人達の心境とはどういったものだったのか?
言葉通り国を想って死地に赴いたのか。
心の中では疑問に思いつつも、そうせざるを得なかったのか。
あるいは疑問を持つことすらなく、そういうものだと認識していたのか。
真実は本人にしかわからず
当時を生きた人間ならともかく、現代人には想像すら困難でしょう。
ただはっきりしているのは、少なくとも彼らはそれを実行したという事です。
特攻を発案命令した将軍も、その多くは自害、もしくは特攻して果てています。
「有言実行」というにはあまりにも壮絶ですが
現代と見比べてみて、複雑な気分です。
つづく