魔公子の日記

同人サークルRED RIBBON REVENGERのサークル情報他、台湾、香港、韓国、中国、ヨーロッパなどの旅行日記、日々の戯言などw

close your eyes

長渕剛さんが歌う「男たちのYAMATO」の主題歌
「close your eyes」を買ってきました。
CMで流れていた時から気に入っていたのですが
映画を見た後になって無性に欲しくなってしまって…
購入して家に戻ってからずっと聴いてます。
原稿やりながらですが。エロ原稿描きながら聴いてしまってごめんなさい…


出だしの「それでもこの国をたまらなく愛しているから」が
ふと気になってしまいました。
「それでも」の部分です。
歌詞は当然映画に合わせているはずなので
主人公達のことを歌っていると思うのですが
「それでも」の部分は現代人のことを指しているのかな、と思ったわけです。


終戦から60年、当時の狂信的な愛国主義の反動からか
あるいは再び日本人が一丸となるのを恐れた米国の間接的教育の成果か
日本人から『愛国心』という言葉はきれいさっぱり無くなりました。
政府は侮蔑の対象でしかなく、国の為はおろか自分の為にすら
働かない人がいっぱいです。
国は「護るべき対象」から「関心の対象外」にまで成り下がってしまいました。
かく言う自分も、今の日本は嫌いな部分も多いですし
国の未来よりも自分の明日の事の方がずっと大事です。


それでも、「それでも」です。


他国が日本の悪口を言えばムカつきますし
海外とのスポーツの試合では、日本のプレイに一喜一憂してしまいます。
2002年のサッカーワールドカップで日本中が熱狂したのは
まだ記憶に新しい事でしょう。
常に冷めていると言われている現代人が、あんなに日本を応援していたんです。


口に出して『愛国心』などと言うと、仰々しくてクサい感じですが
多かれ少なかれ、もしくは具体的であれ漠然としたものであれ
実は誰もが持っているものなのだと思います。
戦時中は愛国心の対象を政府や皇室に求めさせましたが
何も国=政府な訳ではありません。
四季が美しい風土や美味しい食文化、そしてゲームやアニメ等のオタクを含めた娯楽文化も
「国」を織り成す大切な部分ですし、「護るべき対象」としての魅力もあるはずです。
そして人間が社会を営む種族である以上
周りの友人知人もその対象であることは言うまでもありません。


「それでも」自分は日本が好きなんだなぁ
と再確認した二日間でした。