中国成都の同人誌即売会に行ってきました!!~前半~
先週の土日に中国の成都で行われた同人誌即売会に参加してきました!
RED RIBBON REVENGER初の中国の同人誌即売会参加となります。
成都と聞いて日本人がまず思い浮かべるのは三国志ではないでしょうか?
何を隠そう自分も三国志の大ファンで、十数年前に三国志ツアーで中国を旅しました。
その時に北京~成都~西安と旅行したので、十数年ぶりの成都を見るのが楽しみでした。
ちなみに成都の場所はここです。
ほぼ中国の西の外れ、大都市では最西端にあたると思います。
去年フランスのジャパンエキスポに参加していなければ
サークル参加した都市としても最西端になるはずでした。
さすがに中国奥地の都市だけあって、直行便はANAの一便(深夜着)だけなので
(もう一社あるという話も…)中国国際航空の北京経由便で行くことになりました。
しかしこちらの便は朝が早くて…
3/6早朝、今回誘ってくれたおおとりりゅうじさん(彼は去年成都の即売会に参加しています)と
しゃいあんさんとレンタカーで成田へ。
首都高から見る朝焼けが眩しいです。
あれ? 一週間前も同じことをしていた気が…?
無事成田に着いていよいよ離陸。
3400kmの彼方へ出発です!
向こうについてからも色々なビールを飲んだのですが
中国のビールは総じてアルコール度数が低いです(2.8~3.3くらい)
北京空港で乗り継ぎ~。
同じ機体なのですが、ここからは国内線扱いの便になるため
ここで一回降ろされて入国審査を受けます。
係員さんが先導してくれるので、はぐれないように注意。
しかし北京空港も大きくなったなぁ。
十数年前に来た時は「これが国際空港?」って感じだったのに。
(着陸と同時に目に入って来たのは、滑走路を爆走する自転車でしたw)
今は巨大な国際空港になっています。
空が霞んでいますが、りゅうじさんに言わせると、これでもマシな方だそうです。
再び離陸して午後4時頃、ついに成都到着!
なんと、イベントスタッフの方達が空港まで迎えに来てくれました!
你好! 謝謝!
特に日本語対応部門のタマさんには、イベント中だけでなく観光の日までエスコートして頂きまして、本当に感謝です!
ホテルにチェックインした後は、早速本場の四川料理を食べにGO!
地元で一番美味しいと評判の店に連れて行って頂きました。
こちらのお店です!
まさに四川料理といった感じの辛さでした!
自分は辛いのは苦手なのですが、味は美味しかったです。
特に麻婆豆腐が胡椒が効いていてめちゃ美味でした♪
…と、麻婆豆腐の写真を撮り忘れていたのですが
別の写真が…↓
これ、実は麻婆豆腐ではなくて脳ミソ豆腐なのです!
牛だったか豚だったかの脳ミソが入っております。
味は…うーん美味しいような、そうでもないような…w
ともかく珍しい食感でしたw
ホテルの近くの風景。
自分が知っていた当時の成都とは全然違う…
プラダのビルには何か張り付いてるしw
翌日は前日搬入の時間まで街をブラブラ。
やはり霞がかっています。
でも大騒ぎしているPM2.5ですが、自分はマスクをしなくても何とも無かったです。
鼻炎持ちの友人はマスクをしてもダメだったみたいですが…。
ちなみに街を歩いている人で、マスクをしている方は全くいませんでした。
タマさんに聞いたら、もうみんな慣れたとの事。
北京に比べれば成都はマシな方という理由もあるのかもしれません。
こ、この電線は…!?
どうやら電化のために次々に電線を延ばしていったらこうなったみたいですw
お昼ごはん~♪
麺も餃子も美味しかったです!
成都市内のデパート。
高級店がズラリ揃っていて(でも香港資本が多かったかも)豪華です!
無印良品も入っていました。
もっとも、普通のボールペンが10人民元(165円)だったので
こちらでは無印良品は高級品のようです。
しかし海外のお約束、間違った日本食も…
こちら一見日本の味噌ラーメンなのですが、右下の説明文を読むと
キムチとんこつうどん!!
味噌ではなくてキムチ! ラーメンじゃなくてうどん!!
ネタに食べてみたかったのですが、昼食後でお腹一杯だったので断念。
午後は前日搬入のために会場に行った後、再び四川料理の店へ。
ビールは山城1958というのですが、なんかウォーターラインシリーズのキットみたいな名前ですw
ところで滞在中の6日間、スタッフの方達があちこち連れて行ってくれたのですが
ほとんど御馳走になってしまいました。
食事やカラオケやタクシーまで、こちらが払うと言ってもなかなか受け取ってくれないのです。
一回だけタクシー代を払うことに成功したのですが、逆に迷惑そうだった感じも…。
スタッフの方は「わざわざ遠方から来てくれたのだから…」と言ってくれるのですが
こちらが恐縮するくらいの歓待を受けてしまいました。本当に大感謝です。
お土産は持っていったのですが、あれでは全然足りなかったです。
次に行く時にはもっとお土産を持っていかねば!
土曜日、いよいよ中国同人誌イベントでの初参加です!
ワクワクしながら会場に着いてみると…
警官隊がビッシリ!!
なになになに!? 間違って国会議事堂にでも来ちゃったの!?
会場入り口に警官隊がいて、中に入る人全員に荷物検査とボディチェックを行っていました。
中国は地下鉄に乗る場合も同様のチェックが一回一回入るのですが
ちょうどこの時期は全人代(中国の国会)と重なっていた上に
昆明でも事件があったばかりなので、いつも以上に警備が厳しかったそうです。
確かに街中にもかなりの数の警官と軍隊がいたのが印象的でした。
おかげで家に篭ってしまう人も多く、今回は参加者が少なかったとか。
ちなみに警官隊の横に置いてあったイベントの看板は…
艦これwww
この画像ツイートは200以上リツイートされて艦これ速報にもアップされてましたw
コメント欄には「国同士が仲悪くても、民間での交流は大事にしたいね」という好意的なものから
「中国国内で大戦の軍艦を模したゲームが許されるわけが無い。どうせパクって自国産のゲームだとか言ってるに決まってる」
なんていう根拠の無い誹謗もありましたが、実際に参加してきた自分が言います。
中国でも艦これは大人気でした!
ちなみに去年参加した韓国の同人誌即売会でも、持っていった他ジャンルの本を差し置いて
艦これ本が一番売れました。
そうそう、今回のイベントでは準備会が「日本サークルが来ます!」と宣伝してくれたところ
次々に中国サークルさんがスペースに来て、大量の本や紙袋をくれました。
帰りのスーツケースは、このお土産でパンパンでしたw
どうもありがとうございます!!
結局、国同士の仲が悪くても、民間人にはあまり関係が無いんです。
同人イベントの会場内でなくても、街中を歩いていて親しげに話しかけることもありました。
中国はまだ3回目ですが、台湾、香港、韓国はそれぞれ10回くらい(台湾は20回かもw)
行っていますが、国の問題で嫌な目に遭った事は一回もありません。
それどころか、遠方から来た人をもてなすという文化が日本以上に強く感じられました。
(ただ、どこの国も運転マナーが悪いので、轢かれかけた事はありますけどねw)
やはり百聞は一見にしかず。情報が氾濫している現代だからこそ
自ら体験する事を大事にしたいです。
話は逸れましたが、イベント会場の様子は日本と同じでした。
配布物は漫画本は少なくて、イラスト本や紙袋等のグッズが多いのは
他の海外イベントと同じです。
特に紙袋は多く、本とセットでも日本の同人誌即売会の本単体価格よりも安かったです。
コスプレも盛んでした。色々と忙しくて一枚しか取れなかったのですが、こちら…
サバドサバド!!
このコスプレ、自分が行ったどこの国の即売会にも必ずいた気がするのですが
同一人物じゃないよね!?
美波も瑞希も全然見ないのに、何故これだけ…?
すごいPOPを置いているサークルさんもいました。
まさか中国でⅣ号戦車を見られるとは!
あと別のサークルさんだったかもしれないですが、ガルパンやストパンの本も見かけました。
イベント時間は午前10時から午後4時半まで。
日本と比べて長い時間でしたが、現地の人たちと話したり
他のサークルさんを回ったりして、とても楽しいイベントでした!
つづく。