魔公子の日記

同人サークルRED RIBBON REVENGERのサークル情報他、台湾、香港、韓国、中国、ヨーロッパなどの旅行日記、日々の戯言などw

「血染めのユフィ」

最近は夜早めに寝るようにしていて
リアルタイムで見られなかったので、少し遅くなってしまいましたが
コードギアス』第22話の感想など。
(以下ネタばれありです)



前回のラストと、今回のタイトル「血染めのユフィ」から
色々と想像を巡らせていたのですが、まさかこんな展開とは…。


てっきりゼロがユフィを撃とうとして
ユフィが自分をかばってくれた誰かの血で「血染めのユフィ」になるのかと思ってました。
候補としてはスザクが筆頭ですが、それだと第二期に繋がらないので
コーネリア、もしくは大穴でニーナかと。
コーネリアだった場合、クロヴィスに続いて最愛の姉を殺されてもなお
ユフィがゼロを許せるのか? というのが第1部のラストのテーマかなと
思っていたのですが…。


一方で、やっぱ甘ちゃんのゼロはユフィを殺せないのでは、とも思ってたら
案の定殺せませんでした(笑)
ゼロの最初の案では、ユフィがゼロを撃っても
ユフィが死ぬことまではないと踏んでいたのでしょう。
元々帝国の天敵であるゼロなので、それを撃つことは国策には反さないことです。
せいぜい失脚、そして皇位継承権の剥奪程度だと考えていた節があります。
が、その皇位継承権を自分達の為に自ら捨てたユフィに
ルルーシュのガラスの冷酷さが砕かれてしまったわけで。


ところが、それが結果としてあんな惨劇になってしまうなんて…


ユフィの命令は偶然の産物でしたが
ヒトラーによる300万人のユダヤ人大量虐殺や
昨今のロシア軍によるチェチェン人の無差別殺戮は
全て権力者が自分の意思で実行したものです。
たった一人の気まぐれ一つで、かくも大勢の命を奪ってしまうところに
権力というものの怖さがあります。


権力無しには国家は維持できません。
そして国家という揺り篭無しで生きて行けるほど、現代人は強くはありません。
しかし、人間は権力が生み出す欲望と言う名の猛獣を御しえるほど賢くはないのです。
この大きなパラドックスが解決できない以上、悲劇はなくならないのでしょう。


結局、ギアスという猛獣に振り回されることになってしまったルルーシュは
今後どう変わってゆくのか? 変わってしまうのか?
特別編の24、25話も合わせて、第1部はあと3回ですが
この最後がどうなるのか楽しみでもあり、怖くもあります。