冬コミの新刊情報は数日以内に日記にアップします。
その新刊ですが、1冊目の入稿は完了したものの、諸々のトラブルで2冊目の制作時間が
どう考えても取れなくなったので、傷心旅行で北海道へ行く事になりました。
(ヤケになったとも言う)
今年も国内外を色々と飛び回っていましたが、どれもイベントやコンベンションへの
参加が大半で、純粋な観光旅行はほとんどしていなかったので、
まあちょうど良かったかもしれません。
そんなわけで、魔公子の傷心旅行『北へ。〜心にDiamond Dust〜』始まりますー
いつもは空路での旅がメインですが、今回は観光旅行っぽく新幹線はやぶさで北へ。
朝が早かったので駅弁の深川めしを。お値段手ごろで結構美味しいのです♪
盛岡駅で『はやぶさ』と連結されて走ってきた『こまち』が分離して秋田方面へ。
切り離しを見ていたのですが、連結部分が外れて走り出すと同時にカバー部分が
閉じる様が変形ロボのようでしたw
今までで東北新幹線で行ったのは仙台までだったので
青函トンネルを超えた時にはちょっと感動!
そして新函館北斗駅に到着!
ホームまで雪で真っ白です!!
そんな新函館北斗駅で待っていたのは…
ケンシロウ!!!
新函館『北斗』駅にちなんで銅像を建てたようですw
台座に書かれていたのは…
タイトル『明日への秘孔』
「明日」は「北斗の拳」において重要な言葉です。
希望に満ちた『明日』への道をひらくため、立ちはだかる障壁を、ケンシロウは
北斗神拳の秘孔を突いて消し去ります。
全ての人の心に『ケンシロウ』を。
なんと胸に響く言葉でしょう!!
自分も常に心にケンシロウを持ちたいものです…。
そんな感慨を抱きつつ土産物屋に立ち寄ると…
北斗の拳いちご味が!!!
良い話から突然商売っ気のある話になってきたぞww
でも一つ買っていきましたがw
駅からタクシーに乗ってやってきたのは五稜郭タワー!
新選組最後の地、五稜郭にはいつか来たいと思っていたので感激です!
タワーから見下ろした五稜郭。
上から見ると見事な五芒星の形をした要塞が見渡せます。
タワーを降り後は雪なのかを場内へ。
凍り付いた堀でも鳥が泳いでいてびっくり。
もちろん中も見学します。
大河ドラマ新選組の正月スペシャル「土方歳三 最期の一日」を見たのが
ちょうど10年前。ここで150年前に旧幕府軍の榎本武揚や土方歳三が指揮を執っていたかと思うと胸にくるものがあります…。
ただあいにくの天候で霞んでいたのが残念。
自分が旅行している時はほとんど雨が降ることが無く、ここぞ! という観光地では
常に晴れていたので、晴れ運もここまでかーと思っていたのですが…
奉行所から出てきたら見事な青空が!!
慌ててタワーに戻って入場券を見せつつ
「さっき上に登ったら吹雪であまり見られなかったので、もう一回お願い♪」
と頼み込むと、今回だけですよー、と応じてくださったので
再度上から五稜郭を眺める。
吹雪の中の五稜郭も風情があったけど、クリアな状況で見下ろす城壁はすごく素敵でした!
そして駅に戻ったらいきなりまた吹雪いてきた!
本当にベストなタイミングで五稜郭を見られたようです。
そして函館駅近くの丼もの街で朝イカ丼を食う! ウマー♪
お次は函館近くの大沼公園にある大沼地ビールの工場兼BARで地ビール比べ飲みを。
180mℓ×4杯で1200円。
色々な味が楽しめて大変満足でした。しかも真昼間からw
在来線特急に乗って着いた小樽で、空路でやってきた友人達と合流。
そして夜の小樽へ繰り出したものの…
-4.9℃!!?
寒いわけだわー。
そりゃトラックの後ろも真っ白だわー。
マイナスになると身体能力が極端に低下する魔公子にはキツイです。
でもそこは旅行中のテンションの高さと酒のパワーで乗り切る!
かつて-15℃の冬のソウルも乗り切ったんだから大丈夫!
てなわけでまずは回転ずしで大トロを肴にビールを一杯♪
さすが現地はネタも大きくて美味しいです!
そして食後は小洒落たドイツビール店でまたビールを♪
ツマミに頼んだチーズをタップリかけたパンがまた合うんです!
さらに一年前にも来たBARドンファンさんでシャンペンを♪
一年前に一回来ただけなのに、自分の事を覚えてくれていてビックリ!
さすがはプロです!
(自分は一回会っただけでは全然覚えられなくて…)
そんなこんなで小樽の夜は更けていくのでありました。
(ホテルへ戻ったのは深夜3時近く)
翌朝、自分の原動力である酒をたっぷり飲んだので目覚めもスッキリ!
ホテルから見下ろす小樽駅前は一面真っ白です。
朝飯は余市でてっぽう汁を。
味噌汁の中にはまだまだカニがたっぷり♪
そしてニッカのウィスキー工場を見学。
もっとも試飲コーナーがメインだったのですが…。
いつもレンタカーの運転をさせてしまっている友人が飲みたそうだったので
今日は血涙を飲んで我慢!
そんな訳で午後は車で日本海に面した積丹温泉へ。
しかし雪の中の運転は神経を使います。
スタッドレスを履いた4WDだからまだ滑りにくいものの、市内ではタクシーも滑っていたくらいだし…。
自分のS2000だったらあっと言う間に滑って日本海へドボンでした。
雪の中で入る露天風呂は最高の一言です!
もっとも一回お湯の中に入ると出られなくなりますが…。
再び札幌へ戻ってきて、ロープウェイで藻岩山へ。
展望台から見下ろす札幌の夜景が綺麗です。
ここは日本新三大夜景に選ばれたとか。
中展望台にはアイヌ民族のコーナーがありました。
我々にはナコルルやまちが馴染み深いアイヌですが、この極寒の大地で時には自然と、時には和人と戦い過酷な歴史を歩んできたんですね。
そして市内に戻って、せっかく北海道まで来たのだからという事で
ジン、ジン、ジーンギスカーン♪
独特の鉄板で焼くラム肉から滴る肉汁が…!
そして肉とビールの後は、海鮮居酒屋で刺身と日本酒を。
…って改めて日記に書き起こすと、この数日こんなに飲み食いしてたのか…。
翌日快晴! 北海道は雪が多いですが、晴れると空が高くて綺麗です。
朝飯は電車内で駅弁の「えぞ海鮮賞味」を。
中の昆布が北海道の形に切り取ってあります。芸が細い!
そして函館で新幹線に乗り換え。
二泊三日の北海道旅行を終えて帰路に就くはずだったのですが…
何故か花巻駅で降りて、岩手県の山奥にある鉛温泉へw
翌日の予定がなかったので、東北も観光することにしました♪
鉛温泉藤三旅館の湯治館。
ここには本館と別館、そして湯治館があります。
湯治館は古びた感じのまさに湯治専用の館だけど
宿の方の対応はものすごく丁寧で落ち着きます♪
そして部屋には…
やばいヨ! ジャパーンの秘密兵器KOTATSUが配備されてるヨ!
本当に日頃の疲れを癒す湯治にはもってこい♪
我々は「湯治部ロケ弁プラン!」というプランで宿泊。
2015.6/13に公開された漫画原作の映画「海街diary」のワンシーンでこの湯治館が
使われたそうで、その際に映画のスタッフに提供されたロケ弁をそのまま夕食に
出してくれます。
一泊二食6800円でロケ弁というくらいなのであまり期待していなかったのですが
出てきた食事は量も質もそこそこなものでした。
一枚目が夕食で二枚目が朝食です。ウマウマ♪
そしてこの旅館の目玉である日本一深い岩風呂「白猿の湯」は
深さ120cm以上の珍しい立ち湯です。
風呂場は天井が凄く高い縦穴のような感じで、ものすごく雰囲気があります。
翌朝、バス停までの100m足らずの距離を宿の方がわざわざ車で送ってくれました。
ありがとうございます!
とにかく至れり尽くせりで最高の旅館でした♪
そうそう、最寄り駅の花巻駅から歩いて5分くらいの道路沿いの壁には、夜間限定で素敵なライトアップが!
花巻は宮沢賢治所縁の街でもありました。
そして今日こそ関東へ戻るはずが、何故か再度北上して八戸へw
八戸の八食センターへやってきました!
ここではその場で買った海産物をそのまま焼いて食べられるコーナーが!
カニが! ウニが! キンキがその場で焼いて食べられるのです!!
都内では高いハモもここでは70cmくらいで400円〜600円!
そして館内でやっていた酒のフェア(?)で購入した
『出羽桜純米酒出羽の里しぼりたて生原酒』がめっちゃ美味い!
アルコール度数17%なのに、普通の純米酒より飲みやすくて何杯でもいけちゃいます。
軽く食べようと思ったけど、酒飲みながら食べてたら3時間経っていたので、この日も帰るのを諦めることに。
この後、三沢駅まで行って日帰り温泉に入浴してから秋田新幹線で秋田へ。
本当は秋田の夜を満喫するはずだったのですが、前日にスーパーで買って食べた
イクラが当たったらしく、えらく気分が悪かったのでホテルで休んでしまったのが
唯一の心残り。
まあ、5日間飲み食いしすぎなくらいだったし、今回はこのくらいで勘弁してやろうw
結局北海道2泊3日のはずが、函館~大沼公園~小樽~積丹~札幌~南花巻温泉~八戸~秋田と4泊5日の北海道東北旅行になってしまいましたw
久しぶりに純粋な旅行を楽しめて良かったです♪
さて、年末は冬コミ頑張るよー! あ、でもその前に忘年会がいくつか…。
冬コミの配布物情報は数日内にアップしますので、どうぞ宜しくお願い致します!