魔公子の日記

同人サークルRED RIBBON REVENGERのサークル情報他、台湾、香港、韓国、中国、ヨーロッパなどの旅行日記、日々の戯言などw

面白かった(別の意味で)コメディ映画

先日、友人と今まで観た中で一番面白かったコメディ映画の話題になりました。
友人が挙げたのは「ポリスアカデミー
コメディに分類すべきかは微妙だけど、確かにあれは面白い。
特にプロクターが最高!w


で、自分が挙げたのは「パールハーバー
第二次世界大戦を舞台にした男二人と女一人のラブストーリー(?)なのですが
簡単なあらすじを書くと…


幼い頃から兄弟同然に育ったアメリカ人の男二人がいた。
二人はともに米軍の戦闘機のパイロットになる。

欧州でドイツ軍がポーランドに侵攻。
第二次世界大戦勃発。兄は欧州戦線に義勇兵として参加。
ドイツ軍に撃ち落され戦死扱いに。
ヒロイン(兄の恋人)泣き崩れる。

弟も悲しむが、実はヒロイン(兄の恋人)に惚れていた。

ヒロインの女友達「弟に乗り換えちゃえば?」
ヒロイン「だめよ。今でも彼のことが忘れられないの…」

翌朝
ヒロイン「やっぱり弟と付き合うことにするわ!」

弟、ヒロインを寝取る。

兄、実は生きていて帰ってくる。

同僚A「おいおい、兄があの事知ったらヤバくね?」
同僚B「俺ならぶっ飛ばすね!」
同僚C「あの兄弟の絆はそんな事じゃ壊れやしない!
    俺は昔からあの二人をよく知っているんだ!」

弟の寝取り発覚
兄「てめぇ、俺の女取りやがったな!! この×▲〇■野郎ぉっ!!」
弟「うるせえ! お前が女を置いて戦場に行っちまったのが悪いんだろ!?」
二人で壮絶な殴り合い。同僚C立場なし。

ヒロイン「二人ともやめて! 何もかも戦争が悪いのよっ!!」
弟の寝取り行為は、全てドイツの責任に。

太平洋戦争勃発。真珠湾に日本軍が攻めてくる。
兄&弟P-40戦闘機で出撃。日本軍の零戦をバッタバッタと撃ち落す。
(史実では真珠湾上空で米戦闘機に撃ち落された零戦は皆無)

兄&弟、日本本土空襲作戦に参加。
米軍士官のセリフ「空の要塞B-29を空母から発艦させます」
(史実では発艦したのはB-25。「空の要塞」とはB-17の呼称)

兄&弟、撃ち落されて地上戦に。日本本土なのに何故かゲリラ姿をした日本兵と戦闘。
弟、兄をかばって死亡。

兄帰国。寝取られたヒロインを取り返す。
しかしヒロインのお腹の中には、弟とヤッちゃって出来た子供が…。

ヒロインの名セリフ
「私はあの人を愛し続ける。でもずっと心の中にいるのはあなたよ」
???



本当にありがとうございました。



ちなみに日本公開時には、日本人への差別発言は全てカットされています。


主人公達にはモデルとなった実在の人がいたらしいのですが
明らかに映画が改悪していると思われます。
描写やセリフが突拍子も無さ過ぎるので
主人公達の友情が安っぽことこの上ない…。


白人最高! 俺正義! お前悪!
浮気も全て他国のせい!!


自国に対する自嘲ギャグかと思えるような見事なストーリーに
笑いが止まりませんでした。
ある意味でアメリカという国を如実に表している映画とも言えますが…


一方で「プラトーン」や「華氏911」のような映画も公開され
ちゃんと評価をされているわけで…
アメリカっていう国は本当によく分かりません。


ちゃんと反省もするんだけど、翌日には忘れちゃうところと
宗教に裏打ちされた人種差別が根強い事が欠点なのかなぁ。