魔公子の日記

同人サークルRED RIBBON REVENGERのサークル情報他、台湾、香港、韓国、中国、ヨーロッパなどの旅行日記、日々の戯言などw

矢野選手引退セレモニー

涙が止まらなかった…


昨日の甲子園最終戦、阪神矢野選手の引退セレモニーが行われました。


奇しくも、ペナンとレース終盤で阪神は残り7試合でマジック7。
つまり一試合も負けられないという、優勝をかけた崖っぷちの試合でした。
それでも阪神は肘を故障している矢野選手を一軍に帯同させてベンチ入り。
肘の故障と新しい捕手の獲得から、今シーズンほとんど出番がなかった矢野選手ですが
暗黒時代を立て直して2度のリーグ優勝に導いた偉大な功労者に対しての
最後のねぎらいでした。


9回表の時点で3−1で阪神がリード。
マウンドには阪神の守護神、藤川球児
捕手の矢野と共に、何度も最終回のピンチを凌いだ最高のバッテリーです。


肘の故障のため、ここまでベンチにいた矢野ですが
2アウトまでいけば、最後は矢野が捕手として出場し、球児の球を受けて試合終了!
のはずだったんですが…


球児も矢野の引退試合に気負ってしまったものがあったのか
打者2人を四球で出して、次の村田に逆転スリーランを被弾。
そのまま矢野は出場することなく敗戦。


自分の引退試合で出場することもできず
目の前で自力優勝が消滅する様を目撃するという
考えうる限り最悪な、あまりにも残酷な結末となってしまいました。


試合後、盛大な引退セレモニーが行われましたが
矢野をはじめとする阪神ナインの胸中は、察するにあまりある…


しかしその後の会見で矢野は、打たれた球児についてこう語りました。


「球児でどれだけいい思いさせてくれたか。俺も球児にいい思いさせてもらった。
『俺らの誇り』ってファンの人も思ってると思うけど、球児が打たれて文句言うやつなんていない。
球児が打たれたら、仕方がない」


世の中というのは、なかなか上手くはいきません。
自分で最大限と思われる努力をしても、最悪の結果になることもよくある話です。
理不尽な運命のいたずらに翻弄されることも、他人に足を引っ張られることも
努力がかえって裏目に出ることも…。


それでも腐らず、世の中や他人のせいにせず、努力し続ける人間だけが
ここまで辿り着けるのでしょう。
単なる奇麗事じゃなく、それが事実なのだと思います。


ネットで愚痴書いてるだけじゃ、何一つ上手くいくはずがないですよね。
さぁて! 自分も頑張らないと!!