魔公子の日記

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自民党の冊子

例の自民党が配っているという冊子、自分の家のポストにも
投函されておりました。
最初は、本当に自民党がそこまで極端なものを配ってるの?
と半信半疑でしたが、実物を見てしまうと…。


自分も民主党は大嫌いなんですけど、
例の冊子は、本当に1冊丸々民主党に対する非難「だけ」でした。
(同梱されていたもう1冊の方は、半分くらいは自民党の主張でした)


記事の内容としては、頷ける部分が確かにあります。
民主党が危険だというのも重々承知しています。
ただ、トヨタが自分のところのパンフにホンダの悪口を書いた件もそうでしたが
少なくとも力関係で上位にいるもの(この場合与党ですね)が
下位にいるものに対して採る手段としては、非常に危険でお粗末です。
むしろ読み手に「自民党はここまで追い込まれているのか!?」
という印象を与えかねません。
まるで崖っぷちに追い込まれた獣の「断末魔の叫び」です。


さらに別の観点から見れば
今まで日本をダメにしてきた「実績」を持つ政党が
これから日本をダメにする「に違いない」政党を非難するというのは
あまりに説得力に欠けます。
だいたい日教組がそこまで危険な団体なら
今まで与党自民党は何をしてきたのか? と。
「野党が妨害した」という言い訳をしても
戦後数十年間も与党の座にいたのですから
やる気がなかったか、無能なのかのどちらかしか考えられません。
(あるいは与野党ともに買収されていた可能性もありますが…)


そしてマニフェストですが、民主党のは「本当に実現可能なのか?」
と疑わしいものが多いですが、逆に自民党のは
「今までやれたのにやってこなかった」ものが大半です。
これではどちらも信用しろというのが無理な話です。


しかし、民主党はもともと一貫性の無い行動が目立ちましたが
ここにきて形振り構わぬ行動に出た自民党の対応を見ていると
民主党が政権をとった場合に暴かれる「自民党の暗部」というのは
どれほどの物なのでしょう?
自民党が言う「消滅の危機に直面している」のは日本の事よりも
むしろ自分達自民党の事なのでは…。



ところで、今回の選挙に関して
色々な媒体の情報や意見を見てきましたが
一番大事なのは「疑うこと」なのではないかと思います。
マスコミの報道を疑うこと。ネットの情報を疑うこと。
そして何より、自分の判断を疑うことです。


人間、一度自分が判断したことはなかなか疑おうとはしません。
そして一度こっち! と決めてしまうと
非常に偏った見方をしてしまいがちです。
両方とも同じ悪事をしているのに、片方の側だけが悪者のような印象を持ってしまいます。
「公正な判断」というのは、ひっじょーーーに難しいことですが
選挙日前に、今一度冷静に自分の判断を見つめ直す時間を持ちたいものです。