魔公子の日記

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瞳を閉じれば…

makoushi2006-01-10

見てきました映画「男たちの大和」!
もともと戦記物やミリタリーは好きなので
大和特攻と聞いては見ないわけにもゆかず
機会を見つけて行って来ました。
船体の一部と主砲などを1分の1スケールで再現した
ロケセットを使っているだけあって
映像はとても良かったです。
後半の対空戦闘や三式弾発射のシーン
そして沈みゆく大和の映像は圧巻の一言でした。


これだけでも満足だったのですが
話の方がまた非常に良かったと思います。
現代とは違った価値観の中で
死ぬと分かっていて戦地に向かう兵士達と、それを送り出す周りの人々の言葉や行動は
現代人にはとても違和感があるわけで。
でも、よく当時の兵士達は迷いも無く「天皇陛下万歳!」と叫んで死んでいったなんて言いますが
実際はそんなはずもなく、価値観の違いはあれど
誰も死にたく無かったわけです。
それだけに、その言葉の一つ一つが重く心に響きました。


映画でも述べているように、当時の人達は戦後の日本のために
負けると分かっていながら、自ら死地へと赴いて行ったのだと思います。
ただ、死にゆく彼らが夢見た未来の日本と今の日本に
果たしてどれだけのギャップがあるのかと思うと
胸が締め付けられる思いです。